2008年11月25日(火)
今と昔・・・・

 
 ■今と昔・・・・

 その昔、沢庵和尚が徳川家光に言ったそうです。

 「家来には、なるべく情けをかけ、優しい言葉をかけるのが望ましい。一言でも上役から優しい言葉をかけられると、家来は身にしみて嬉しく感じるものです。そして、この主人のためならば、命も惜しまぬようになる。命を惜しまぬ家来を持っていれば、その家は永く栄えます。
 目下の些細な悪事は、見て見ぬふりをし、僅かでも善事をした者には、たとえ扇子の一本でも褒め与え励ましの一言をかけてやるようにすれば、心の悪しき者も次第に善くなろうし、善い者はいよいよ善に励むようになるでしょう。
 悪を許し善を賞することが無かったら、悪しき者の悪はいよいよ猛り、善き者は張り合いを失いましょう。善悪の行為よりも、結論は人が善なるを望むべきです。人物が無いと申しますが、使いよう次第で人物は得られるものなのです。」

 このように時の将軍家光公(在職期間:元和9年(1623)7月27日〜慶安4年(1651)4月20日)に、差し詰め今なら麻生さんか大会社の社長さんに諭した言葉でしょうが、400年近く過ぎて行く間にすっかりと世は様変わりしてしまいました。案外○○○社会では存在してるのかも知れません。大小関わらず、このような上下関係が存在するところは業績も良く、永く栄えていることでしょう。

 さて、時は流れ携帯電話とインターネットの普及前までは、それなりに沢庵和尚の言うことが普通に思えたものです。できればこれからもそんな世の中であって欲しいと願いますが叶わぬ夢でしょうか?

 比較的ハイテクノロジーを駆使している私ですが、できればローテクでありたいと常日頃は思っています。すべてをローテクに変えるのは到底無理なことなので、先ずは手紙やハガキを出来る限り手書きにしています。習い事など一切の経験を持たないので、手書きを始めることも結構大変でした。何よりパソコン慣れしていて漢字すら覚えていないのが現状です。ただへたくそな手紙だけど、書き終えた達成感はあると思います。願わくば相手にその気持ちも届くよう願ってます。
 

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