2009年1月22日(木)
官尊民卑

 
 ■ 官尊民卑
 
 官尊民卑から民尊官卑に変わってきたと、経済学者の佐和氏が記述した記事を目にしたのだが、果たしてそうなのだろうか?官業のトップに民間からの途用などを見れば、民尊官卑のように見えるが、決して官尊民卑の状態は変わっていないのが実情だと思う。

 銀行は民か官かと言えば、実情は民だが実態は官であり、このような隠れ構図はまだまだ沢山存在するように思う。「護送船団方式」は消えたように見えるが、実態はあまり変わってはいない。この度のような不況対策に面した時に、その実態が見え隠れしている。

 民間企業への「天下り」廃止と随分前から、国会議員は口にすれど、未だになくならない天下り制度、まだまだ官尊民卑の実態があるからであろう。

 「我々がいなけれは、日本は成り立たない」「政治家は我々がいなくては何も出来ない」と官僚はいつも思っているのであろう。だから税金だって自分たちのためのもの位にしか思わないから、無駄遣いも当たり前、政治家がいくら騒いでも何も変わらない。所詮表裏一体のたわごとのように感じてしまうのは私だけだろうか。

 何故、日本国民がアメリカ大統領に期待をよせるのか。日本の政官に対する希望が持てないからだろう。政も官もプロポーション同様国民の信頼バランスが大切ではないだろうか。



 

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