はちみつは優れた健康食品、優れた総合栄養食品です。
そのまま舐めていただくことが最適で、即座に脳の栄養になり、脳の発育にとても効果的です。
格安はちみつは効果が期待できません。
スーパーなどでは、低価格のはちみつを売っていますが、あれは半分以上が水あめのまがいものですから、そのようなものを食べても何の意味もありません。
本当のはちみつは、200から300ミリリットルで数千円はするものです。
それからニュージーランド産など、有名な外国産のはちみつがあります。現地で食べるぶんにはとてもよいのですが、わたしたちが店頭で手にするもののなかには、船便で赤道を通ってくるために船内が高温になり、せっかくのはちみつの効能が失われている可能性があります。
加熱されていない国産のはちみつがいちばん安心です。
はちみつの嬉しい効果
■疲労回復 ■ダイエット ■美容効果 ■老化防止 ■脳の活性化 ■整腸作用
■咳止め ■貧血改善 ■乳幼児発育 ■血圧調整 ■眼精疲労
はちみつの栄養成分
ハチミツに含まれる栄養成分には、良質なビタミン類やミネラル類をはじめ、アミノ酸や酵素といった栄養素も豊富に含まれている、非常に栄養価の高い健康食品であります。
ハチミツに含有されているビタミン類には、ビタミンB1・B2・B6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビタミンC・ビタミンK・ビオチンなどがあり、ミネラル類としてはカリウムを多く含んでいる他、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・銅・マンガンなどが含有されています。
はちみつのカロリー
ハチミツは濃厚で甘いといったイメージがあることからカロリーも高いといった印象を持たれている人が多いかもしれませんが、実際には砂糖と比較するとカロリーは少ないのです。ちなみに、蜂蜜とショ糖を同じ量として比較してみると、ショ糖(上白糖)が100gあたり384キロカロリーであるのに対して、蜂蜜100gあたりで294キロカロリーとなっています。
はちみつの疲労回復効果
蜂蜜の主成分はぶどう糖と果糖であり、構造が単純な単糖類なので、体内に入ると短時間で腸壁から吸収されて血管に入り込み、胃腸に負担も掛からず栄養分となります。このような特徴から、身体が弱っていたり疲れが溜まっている時や、スポーツなどの運動後の肉体疲労などに対して、非常に効率良く栄養を吸収することができ、急速に効果的な疲労回復が期待できます。
はちみつのダイエット効果
良質なビタミン類やミネラル類をはじめ、アミノ酸や酵素といった栄養素も豊富に含まれている、非常に栄養価の高い健康食品故にダイエット効果があります。
はちみつの美容効果
強力な保湿効果があり、はちみつに含まれているビタミンB群はエネルギー代謝を良くしたり、肌荒れを調整する作用があります。アンチエイジングに効果的な抗酸化作用やニキビやビーリングなどに効果的な殺菌作用と肌荒れに効果的な消炎作用、お肌をしっとりさせる保湿作用など様々な効果があります。
はちみつの老化防止効果
老化は体内外の酸化作用によって進行します。はちみつの持つ抗酸化作用により老化の進行を遅らせる効果が期待できます。はちみつに含まれるビタミンA、ビタミンBl、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ポリプェノール、ミネラル等の働きにより代謝を促進します。
はちみつの脳の活性化
脳は一日の基礎代謝量の20%が消費されます。脳はブドウ糖しか吸収しないためはちみつは脳にとって最高のエネルギー源です。ブドウ糖、ビタミン、ミネラルの複合効果と含有される亜鉛の特別効果により脳の活性化を促進します。
はちみつの整腸作用
また、蜂蜜には整腸作用があることから、慢性的な便秘や下痢などといった症状の緩和や改善といった効能もあるとされています。
はちみつの貧血改善
鉄欠乏性貧血の場合、鉄分補給と同時にはちみつの摂取をお勧めします。はちみつに含まれるビタミン、ミネラル等の合成により相乗効果が期待できます。
はちみつの乳幼児発育
はちみつで育った子どもは知能が高い、皮膚が丈夫、胃腸が強い、貧血が少ない等のデータがあります。骨や脳の発育に欠かせない亜鉛などのミネラルを多く含むはちみつの効果が大きいとされています。
はちみつの血圧を下げ高血圧の予防
蜂蜜にはミネラル類も豊富に含まれているのですが、その中でも特にカリウムが多く含有されており、高血圧の予防に効果的であるといわれています。カリウムは「自然の降圧薬」などとも称され、余分な塩分を排出して、血圧を下げる効果があることがわかっています。
はちみつの眼精疲労改善
はちみつに含まれるルティンは眼のビタミンとして広く知られており、眼の疲労や視力の回復に効果があるといわれています。
はちみつの咳止め効果
子供が風邪を引いた時などに咳(せき)が頻繁に出たり、なかなか止まらないといったことがありますが、そういった際の咳止めとしても蜂蜜が有効で、アメリカの大学の研究チームが行った調査によると、小児用の市販薬よりも蜂蜜の方が効果的であったという結果も出ているらしいです。
これは蜂蜜が持つ強い殺菌力が呼吸器系細菌の増殖を抑えるため、咳止めに有効に作用するといわれており、他にも痰の切れを良くしてくれるといった効能もあるそうです。ただし、ごくわずかながら乳児ボツリヌス中毒の危険性があることから、1歳未満の乳児には与えないよう注意する必要があります。
■成分
蜂蜜は約8割の糖分と約2割の水分によって構成され、微量の栄養素など(ビタミン、ミネラル、アミノ酸、有機酸、酵素、色素、香気物質)が含まれる。
糖分のほとんどはブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)で、少量のオリゴ糖とショ糖(スクロース)、さらにデキストリンも含まれます。
蜂蜜100g中の糖分
糖分全体 |
82.12 g |
ブドウ糖 |
0.89 g |
果糖 |
35.75 g |
ショ糖 |
40.94 g |
マルトース |
1.44 g |
ガラクトース |
3.1 g |
ブドウ糖と果糖が主成分であることから、蜂蜜は消化の必要なしに、手早くエネルギーを得ることができる有効な食品です。ブドウ糖と果糖比率を比較すると、果糖の方が若干多い傾向にあり、ブドウ糖と果糖はともに単糖であり、摂取後体内でそれ以上消化・分解する必要がなく、短時間で体内に吸収されます。さらに果糖の吸収速度がブドウ糖のおよそ半分であることから、吸収によって血糖濃度が急激に変動することはありません。
ショ糖は、蜂蜜に採集される花の蜜の主成分であり、巣の中で蜂蜜に転化(熟成)しなかったものです。標準的な蜂蜜に占めるショ糖やデキストリンの割合はせいぜい1~3%まで、5%を超える蜂蜜については分解が十分に進んでいないか、純粋ではない、つまり蜂蜜以外のものが混入していることを疑う必要があります。
デキストリンは、人工的に作られたブドウ糖や水飴に大量に含まれます。
ビタミンのうち約9割は活性型で少量の摂取で効果が見込める上きわめて安定しており、果物と比べ貯蔵中の減少率が非常に少ないのが特徴です。ビタミンの含有量は蜜源植物によって大きく異なり、また脱臭脱色(加工)をすると大幅に、場合によってはほとんど全て失われてしまいます。
酵素のうちインベルターゼ(転化酵素)は、ショ糖をブドウ糖と果糖に分解する働きを持ち、ミツバチが採集した花の蜜を蜂蜜に変化させる役割を担います。ショ糖の分解が十分に進んでいない蜂蜜を採集した場合、インベルターゼの働きによって貯蔵中に分解が進みます。インベルターゼは熱によって機能を失うため、分解が十分に進んでいない蜂蜜を加熱して水分を除去した場合、濃度を見ると標準的な蜂蜜だがショ糖の含有量が不自然に多い製品が出来上がってしまいます。
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